ヘルパーステーションけろけろ 

介護福祉士です。訪問介護しています。重症妊娠中毒症による子宮内胎児発育遅延で緊急帝王切開してから出産の度に帝王切開しました。小中高大4人の子供、身体障害者の夫、要介護3で認知症の姑さんがいます。大阪から宮崎への引越しと、そのあとの毎日の記録です。

姑さんの「食事を待てない」状態

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ここ3日ほど、ご葬儀に関わっていました。

主人の仕事の関係で、ほぼ同行しています。

キリスト教式でのご葬儀でしたが、お通夜に変わる「前夜式」とお葬式にあたる「告別式」の両方で、ピアノ奏楽をしました。

家でも礼服を用意したりばたばた。告別式には子供も参列したのですが、ちょうど小学生も来ていたので、仲良く過ごせて良かった。

ただ、姑さんの方は、これは大変でした。

大阪にいた頃は、本当に食欲がなくて、というか…「柔らかいもの」以外、食べる気がないような状態でした。これは「胃をとっているから具合が悪い。入れ歯だから大変だ。」という本人の気持ちが優先してしまっていて、自分で自分を追い込んでいる状態でした。今でもそうですが、たとえば診察で医師が「胃癌で胃を全摘していたら、食べるのがしんどかったでしょう」と言ってくだされば、帰り道では「胃癌で胃をとっているから、すごくしんどかったので、もう食べられない」と言い出して、晩ご飯を食べない、とか。またたとえば主人とけろけろが「今日は◯◯(子供の名前)は風邪気味でお腹もゆるいから、外では遊ばないように話しておこうか」と話していたら、それを聞いてしまうと(家が狭いから聞こえる笑)つい10分ほど前までは「みかんが食べたい」とか言っていたのが「風邪をひいて3日くらい前からお腹がゆるいから、おかゆのよく炊いたの以外は食べない」と言い出して本当にそうしていないと怒るとか。なので、滅多なことでは姑さんのまわりで、誰かがけがしたとか、体調があれこれとか言えません。数分後には同じ症状を訴えて、寝込んでしまったり(でも具合は問題なし)食べなかったりとかで。

というわけで長い前置きですが、とにかく姑さんは食べ物が難しいひとでした。

が!!

どうしたことか、宮崎に来て以来、最初の1週間ほどは文句がたくさんでしたが、とにかくよく食べるように。9月に入る頃には、7月頭までの倍量を食べれるようになっていましたし、ご飯も、以前は五分粥状態でないと食べない!と言って断られていましたが(「私が食べられないのに、どうして固いご飯を炊くんだ」と言われます)今では、ほぼほぼ普通に近い固さになっても大丈夫で、おかずもあれこれ嫌いというのはまだまだありますが、大阪にいたころの倍以上の種類は食べられるようになりました。

…ただ、ふと心配なのが、「これは認知症による、食べたことや満足感を忘れていての食欲なのか?」ということ。実際のところ、ここ数週間は、たくさん食べた食後にさらにみかんを食べて、そのあとまた「あ、柿がある。これは食べたかった。」と言い出すことがしばしば。さらに、昨年あたりから顕著になってきた、私が食べているものがいつも欲しくなる状態、これがますますになっていて、「それおいしそうだ」と言って、さっとお皿に乗せてしまう、ということも。「え、これ固いですよ?」と言ってもおかまいなしで、でもかじってみたら「固い!!なんでこんなものを食べるの」となったり。柿にしても以前はどろどろの状態でないと「食べない」と言って、わざわざ机に置いたりしていたものですが、今月など、普通に売っている「しゃきしゃき柿」という名前の柿でも、がちがちに固くなければあっさり食べてしまって「もっと食べたい」ということに。うーん…ケアマネさんとも話しているのですが、これはやっぱり食欲もあるけど、食べたことを忘れていきはじめているかな…

ああ、また前置きが長くなった。

というわけで、前夜式や告別式の際には、「今日はお葬式があって(告別式と言う言葉はわからないので)◯◯時には戻りますから、少し待っていてください」と伝えて、なおかつ礼服を見せて、主人が一緒にこうこうしていますよ、とか数回説明していますが、これが全然だめでした。

式が始まって、奏楽をしていると、預けていた携帯を持ってそばに来てくださる方があって、見たら姑さんの携帯から着信。もちろん取れないのでとりあえずは切って、奏楽がひと段落したら会堂の外に出て、かけ直したり。でも結論から言うと全然話が通じなくて、結局は一度ダッシュで家に戻り、とりあえずのおかずをワンプレートに乗せて、ご飯をよそって、「晩ご飯こちらにありますよー」と声かけして「今、お葬式ですから、しばらく家には戻れないですよー」と言いましたら「誰の葬式なの」「なんでこんな晩にでかけるんだ」「私は薬を飲まないといけないのに、どうして晩ご飯が遅いんだ」(いや遅くない、いつもより早いぞ)といいながら、でも「良かった良かった」と入れ歯を入れ始めた様子。そこでまたダッシュで告別式に戻り、事なきを得ました。…が、その後、主人の携帯にも着歴が。…もっとご飯が食べたかったのかなー…私たちもその後、2時間ほど帰宅できなかったし、一度戻ってまたばたばたしたりしたのだけど…

けろけろが主人の仕事に同行することはよくあるのだけど、今後は、この姑さんの食事時間などをどのようにするか、がポイントになりそうです。それにしても、あまりにご飯ご飯となってしまい、息子たちが幼稚園の頃を思い出しています…「ご飯!」「お菓子食べたい!」ばっかり言っていた長男次男でしたけど、今またそんな日々です。

写真は式場でのお花。故人のお好きだった色をたくさん入れてあって、ご遺族にはよいお慰めになったようです。

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