ヘルパーステーションけろけろ 

訪問介護員。介護福祉士。IUGRによる帝切含め、帝切4回。要介護3の姑を在宅介護。

L.M.モンゴメリのモック・チェリーパイはお母さんの味

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赤毛のアン」で知られるL.M.モンゴメリの人生はあまり知られていませんが、興味のある方も中にはおられて、様々な研究本が出ています。

実は、モンゴメリは当時のカナダの中でも厳格なほうのキリスト教長老派教会の牧師の奥さんでした。ここまでは知っている方もありますけども、実は、モンゴメリはけっこうな晩婚で、それも介護のために(というか終わってから)結婚したわけなのです。こういうことは当時のカナダではわりとあったようで、アンの本にもそのような女性の記述があります。

モンゴメリの恋愛もなかなかパッションがあったようで、気に入っていた男性とはどうしても結婚できない環境にあった様子(当時の身分階級などもあり)、結局はユーアン・マクドナルドという牧師と結婚しました。当時は牧師というのは知的階級で村や町の指導的立場に立つ人、という認識であったようです。

ところが、ユーアンには愛情というよりはある種の義務的、生活のため、という理由づけで結婚したところ、彼は神経症を患ってしまいます。

息子が2人授かったのですが、結局は、アンの続編を書きながらも、教会の牧会(牧師の仕事)をハードにサポートしながら、また教会青年会の劇の台本を書いたり様々な役割を持ち、婦人会の台所仕事も指導し、村の方々には助言をし、…目の回るような忙しさだったはずなのにそれを感じさせない気遣いの方であったようです。すごすぎます。

息子2人はそれぞれしっかり成長し、そのひとりスチュアートは医師になったのですが、学生時代に住んでいた寮に、母であるモンゴメリが作って持ってきてくれるのを友人と一緒に首を長くして待っていた、というのが、モック・チェリーパイです。

モックというのは「まがいもの」という意味のようで、モック・チキンパイ、というのもあるのですが、このモック・チェリーパイは、チェリーを入れないのに同じ味がするというパイでした。

このモック・チェリーパイは、モンゴメリの死後、そのレシピがわからなくなってしまい、息子のマクドナルド医師はそれを懐かしんであちこちでその話をしていたようです。

そして、かつてモンゴメリが暮らしていたキャベンディッシュの牧師館に手伝いをしてしばらく住んだことのある、アニータという料理人がそのレシピを持っている事があとあとわかり、ついにマクドナルド医師にそれを作ってさしあげられる、という直前、彼は心疾患でこの世を去ったのでした。

息子が大好きで大好きでどうしても食べたかったお母さんの味、モック・チェリーパイ。現在は、レシピが本に載っています。

チェリーの替わりにレーズンとクランベリーを入れるのですが、昔のレシピなだけに砂糖がけっこう入るようで、レシピ本のほうでは少し控えめに調整されていました。(もちろん元々の分量で作る事も可能です)

今回は、上にパイ皮をかぶせずに作りました。

添えるクリームを豆乳クリームにしてみました。

実際にはなかなか甘いパイですが、そうかーこれがマクドナルド医師のお母さんの味なんだ、お母さんがどんなに有名な作家でも、彼にはひとりの普通のお料理上手のお母さんだったんだ、としみじみしてしまいました。

 

レシピ本はこちらです。興味のあるかたはぜひ。

https://www.amazon.co.jp/赤毛のアン-レシピ-ノート-L-M-モンゴメリの台所から-モンゴメリ-L-M/dp/4887214014/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1494772850&sr=8-1&keywords=赤毛のアンレシピノート

 

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